本年も10月1日より酒造りがスタートしました。
今年は誠和蔵全体の改修工事、麹室の新設、洗米機の導入など様々な面で造りが変わってきています。
特に麹室に関しては以前と大きく異なる設計になり毎回麹の仕上がりを確かめながら仕込みを進めています。
今後の“社員での酒造り”を意識した改装を各所に施した今回の工事の中でも最も重要視したのは、データ収集できる仕組み作りです。
元来、職人の経験や五感で判断していた感覚的なポイントを出来るだけ数値化しその数値を下に酒を造る。そうすることにより個々の判断のブレがなくなり、さらには社内においてもどういった酒が造りたいのか共有できます。
それこそが私どもが目指す“社員での酒造り”への第一歩であると考えています。
今年一年は社員全員で酒造りを学び、ゼロベースから酒造りのスタイルを構築していきたいと思います。失敗を恐れずあらゆる挑戦を続けていき多くのお客様に喜んでいただけるモノ作りをしていきたいと思いますので今年の新酒にどうぞ御期待下さい。