福島県会津の末廣酒造です。
去る3月20日会津の伝統行事「彼岸獅子」がやってきました。
関東地方は例年になく桜の開花が早く、すでに満開の時期となっておりますが、
ここ会津はまだまだ寒い日々が続いております。
会津には、「彼岸獅子」と言って、獅子舞があります。
これは、長い冬が終わりを告げ、春の彼岸入りとともに、3体(太夫、雄、雌)の獅子が
笛と太鼓の音色に合わせ古式ゆかしい舞を披露しながら市内を周ります。
会津地方に900年以上続く伝統行事で、これを見ることで、会津人は春の訪れを、実感すると言われております。
また、戊辰戦争で日光口総督「山川大蔵」が小松の獅子団と共に敵中を威風堂々と行進して帰城した話は有名です。
獅子舞には豊作と家内安全を祈り、毎年、末廣会社前でも披露され、近隣の住民の方々と、
ひととき春の訪れを楽しみました。
現在、会津はNHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公 新島八重(会津時代は山本八重)の
故郷として注目されております。
震災後の風評被害にまだまだ苦しむ会津ですが、
このドラマが、被災地の人に生きていく力や希望を与えるとともに、逆境の中でも元気に
前向きに頑張っている被災地の人の強さを表現していただけたらと思います。