もうすぐお正月、羽つき、独楽回し、などなど…そんなお正月も今昔でしょうか…
香川県には、昔からか変わらずあんもち雑煮という郷土食豊かなお雑煮があります。
「えっ、あんこのお餅の雑煮!!」
甘みの少ない時代、せめてお正月だけでもと甘いあんもち雑煮が作られたとか…。
讃岐白味噌とあずきあんの甘味が調和して、ふくよかでやさしい故郷のあじです。
●讃岐のあんもち雑煮●

【材料 五人分】
まるもち(あん入り) 5個
金時にんじん(3~5㎜の太さ) 80g
白味噌 100g~130g
煮干しと昆布のだし汁 5カップ
青のり 少々
大根(3~5㎜の太さ) 50g
【作り方】
① 大根、金時にんじんは3㎜位の輪切りにする。
② 煮干しと昆布でだしを取り、①を入れて煮る。
③ 野菜が煮えたら餅を入れ、少し柔らかくなったら、白味噌を汁で伸ばして入れる。
④ ひと煮立ちさせたら椀に盛り、さっとあぶった青のりをふる。
具の材料は地域によっていろいろで里芋、コボウ、豆腐、油揚げを取り合わせたり、椀に盛った際、花かつおや青ネギを散らす地域もあります。
家族円満でありまはすようにとの願いを込めて、野菜は輪切りにするといわれています。
あんもち雑煮に使うのは、全国的にも珍しく、讃岐ならではの郷土の味です。

● おとそ気分で、春しぼり… ●
早春の息吹を感じながら、おとそ気分で酌み交わす『春しぼり』はいかがでしょうか?
旬の爽やかな香り、やわらかな旨味をご堪能下さい。