9月3日(土)から9月10日(土)にかけて、「希少品種北陸12号」の収穫が行われました。
現在、生産組合数は10農家で今回は北陸12号生産組合長 山本様の収穫を報告いたします。
春先の低温が心配されましたが、順調な生育で昨年の夏ほど高温が続かなかった事が良かったとの事。
白山麓鳥越地区、当日の天候は良好で無事収穫を終えることが出来ました。
今年の清酒(日本酒)も旨い味になりますよう天に祈りました。(報告者)
※「北陸12号」とは・・・
亀の尾を親とする「奥羽2号」を母に、「万石」を父として大正15年に高配された酒米で、昭和9年3月に命名されました。
北陸の地に適した米で、現存の酒米の中では古い品種です。
先代の小堀甚九郎がこの地に持ち込み奨励し、加賀平野で広く栽培され、昭和30年代まで各蔵においておおいに用いられました。
小堀家の屋号「甚兵衛」(じんべえ)にちなんで「甚兵衛米」と愛称されています。
その後「五百万石」が採用されるようになり、昭和54年には落ち込んでしまいました。
そこで当代甚九郎は白山麓の農家とこの品種を復活伝承するために、栽培の輪を広げ、平成8年4月に萬歳楽の酒蔵のために 「北陸12号生産組合」が設立され、今日では白山市を代表する優良米となりました。